サザエさん一家がドライブに出かけ、マスオさんが運転中に電柱に衝突し、助手席に乗っていたサザエさんと後部座席に乗っていたタラちゃんが大ケガをしたとしましょう。もちろんマスオさんは、自分のクルマに対人保険をかけていますが、奥さんのサザエさんや子供のタラちゃんには保険はおりません。なぜなら契約者の奥さんや子供も「被保険者」であり「他人」ではないからです。もう一つ例をあげると、マスオさんが自分のクルマで近所のノリスケさんだちとゴルフに出かけました。帰りはノリスケさんに運転してもらったのですが、ガードレールにぶつかってしまい、助手席のマスオさんや後部座席に乗っていた他の友人がケガをしてしまいました。こんな場合は、運転していたノリスケさんは「被保険自動車の運転者」なので支払いの対象外、マスオさんも「記名被保険者」ですから対人保険の対象にはなりません。結局、このクルマの対人保険が支払われるのは、後部座席に乗っていた「他人」だけということになります。話かややこしくなってきましたが、対人保険が支払われない「被保険者」の範囲は次の通りです。
(1)記名被保険者……マスオ
(2)記名被保険者の配偶者……サザエ
記名被保険者、またはその配偶者の同居の親族…波平、舟、カツオ、ワカメ、タラ(親族とは6親等以内の血族、配偶者、3親等以内の姻族)
記名被保険者、またはその配偶者の別居の未婚の子
(3)許諾被保険者
(4)記名被保険者の使用者(会社契約のときのみ)
つまり、家族を乗せて万一のことがあっても、自分のクルマの対人保険からは保険金はいっさい支払われない、ということを覚えておきましょう。
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